
グラナド伯爵家の湯の番。 美容と健康に通じた「美のプロ」で、マッサージや薬効にも詳しい。 陽気で何かと手際がよく、あっという間にマリーをずたぼろな“サナギ”から可憐な“蝶”へと変身させる。


グラナド伯爵家の従者で、門番、伝令などの雑務を任されている実直な青年。 キュロスやミオの指示に忠実だが、おっちょこちょいなところもある。 出身地の話を振られるとつい舞い上がってしまう、人懐っこい性格。


グラナド伯爵家の料理長で、キュロスも自慢するほどの腕前。 情熱的で涙もろいところがあり、残された料理を見れば「かわいそう」と本気で泣き、満足してもらえればうれし涙を流す。 とにかく料理への愛情が深い。


グラナド公爵夫人であり、キュロスの母親。 イプサンドロス共和国の旅芸人から公爵の側室となった。現在は公爵家を出てキュロスたちと暮らしている。懐が深く気さくで、物事の本質を見抜く力もある。


グラナド伯爵家の侍従頭であり、護衛役も兼ねる。もともとは孤児だったが、キュロスの母リュー・リューに保護された。 キュロスが幼い頃は面倒を見ていたこともある。 主人に忠誠を誓う一方で、遠慮のないツッコミを入れることも。


ディルツ王国第三王子であり、王国騎士団長を務める。 キュロスの学友で、心を許せる数少ない友人。 どこか飄々としたところがあり、サプライズを演出するのが好き。


シャデラン男爵家の長女。明るく社交的で、お姫さまのような華やかさを持つ。 妹のマリーとは対照的に両親に寵愛され、良縁を期待されるが、本当は王都で服飾職人になりたいと思っている。 グラナド伯爵のもとへ嫁ぐ道中、事故で落命。


大富豪・グラナド公爵家の一人息子で、自らの努力によって伯爵の位を得た。国中の女性に熱い視線を向けられているが、貴族のしがらみや社交界を嫌い、縁談にもうんざりしていた。 自身のルーツであるイプサンドロス共和国が好きだというマリーを見て、恋に落ちる。
